射水市議会議員 東保 力

T あらまし

6月定例会は6月4日招集され20日までの会期17日間と定め、議案第44号平成19年度射水市一般会計補正予算(第1号)の会計1件、条例の制定・変更4件、請負契約4件等の議案15件報告4件(先決処分の承認4件「射水市市税条例一部改正」「射水市国民健康保険税条例の一部改正」「射水市水道事業の設置等に関する条例の一部改正」「平成19年度射水市老人保健医療事業特別会計補正予算」、その他議決事項以外の報告8件あり継続費繰越計算書2件、繰越明許費繰越計算書5件、建設改良費繰越計算書1件)、選挙1件(庄川右岸水害予防組合議会議員選挙 10人 東保 力氏ほか9名当選 参考:この議会の議員定数は、36名を今回から18名に定数変更しての選挙でした。構成は射水市10名うち議員6名・有識者4名、高岡市4名、砺波市4名です。)が提案されはいずれも原案通り可決、承認いたしました。

U 今議会の焦点

1 射水市総合計画策定の進捗状況と基本構想から基本計画そして予算付けする実施計画策定までのスケジュールと進め方について。射水市となって最初の総合計画、今後10年の計画であり射水市の将来を決めていく極めて重要な計画です。9月議会までには基本構想、基本計画を議会で了承いただけるよう審議会で鋭意策定作業をしています。また、基本計画に基づき12月議会までに実施計画を策定して、平成20年3月議会では平成20年度をスタート年として新年度予算に計上できるように準備していきたい。市民の皆様には、この計画に理解と協力を求めるためにも住民懇談会を開催予定です。

2 統合庁舎建設について、庁内検討会の結果を受けて有識者による「射水市統合庁舎建設等検討市民懇話会」が設置され、過日第1回が開催されその結果は新聞等で報動されました。今議会では、代表質問、一般質問、予算特別委員会でも、第1回懇話会の委員の皆様が新庁舎は建設すべきであるとの結論であったことについの意見や議論がありました。私は、予算特別委員会でこの統合庁舎建設について質しました。総合計画にどう盛り込むのか、総合計画と統合庁舎と合併特例債はリンクしており、この庁舎問題をどうするかによって合併特例債の使途が違ってくるし総合計画自体変更を余儀なくされるのではないか。私個人は、「新しい市には、新しい地に新しい建物を建てて、射水市百年の新しいまちづくりをしていくべきである」と考えており、慎重で速やかに万機公論にして結論を導き出すことである。と要望もいたしました。

※ 市では、総合計画及び統合庁舎に関する住民懇談会を開催します。

7月1日(日)新湊東部・下地区 下村公民館。4日(水)新湊地区 新湊中央文化会館小ホール。8日(日)小杉地区 小杉文化ホール(ラポール)。10日(火)大門・大島地区 大門総合会館こぶしホール。4会場でいずれも午後7時30分から開催。

3 射水市防災計画については、3月に能登半島地震があり大変関心の深い議会でした。防災計画の策定、ハザードマップの作成、災害時の緊急組織体制について、それらに基づくハード部分の備え、防災行政無線の設置と大門庁舎での防災無線の利用とその対応対策について。能登半島地震当日の職員の行動はどうであったか。どうすべきであったかを検証したか。輪島市へ視察に行き職員からの説明では、訓練は大変重要で活きている。とのことであった。日頃の地区の自主防災訓練、市の防災訓練、県の防災訓練はできるだけ多くの住民が参加されて実施されることが、イザ災害時に最小限の被害や情報交錯がなくなるのではないかとのことであった。特に情報管理は一元化しておくことが重要であるとのことです。今後当市での防災対策に配慮、整備について要望した。

4 地元産業、地場業者の育成と市の入札制度ついて。また国等が発注する建設工事に地元業者活用の支援について。射水市民病院の財務内容と今後の経営のあり方について。市民協働課の創設とその目的、進むべき方向性と具体策について。自治振興について課題と対策について。市民参加の文化事業の推進と市の取組み方について。また、指定管理者制度(民間委託)に移行ししているだけに、仮称「射水市芸術文化振興条例」を制定して文化行政を推進してはどうか。新教育基本法の成立に伴う関連での教育現場の影響について。先の学力調査の市の評価と考え方について、また結果の対応対策について。原子力発電の安全と当市の影響について。年金問題に係わる市民の影響等などについて活発な議論がなされました

V 可決された主な議案

議案第44号 平成19年度射水市一般会計補正予算(第1号)


これは歳入、歳出を10,400千円を増額し、歳入、歳出総額を350億51,969千円にしようとするものです。

 歳入では、県支出金4,500千円(電源立地地域対策交付金・和田川ダム)、寄付金2,000千円(環境保全事業寄付金・アイエス総合開発)、繰越金3,900千円(前年度繰越金)で、歳出では、衛生費2,497千円(低公害車購入・寄付金充当)、商工費1,000千円(観光推進費・しろえび祭り補助)、土木費2,100千円(指定宅地取得支援事業追加補正)、教育費4,703千円(小学校児童図書等購入2,500千円他)の合計10,400千円を各増額補正をするものです。

議案第46号 射水市子ども条例の制定について

 これは旧小杉町子ども権利条例を尊重し「射水市子ども条例」として制定しようとするもので、次代を担う子どもたちの幸せと健やかな成長を図る社会を実現することを目的に、子どもの人権を守り、親(家庭)、市、子どもに関わる施設関係者、地域社会がそれぞれの責務を果たし、互いの連携に努め、子どもに関する施策の総合的な推進を図るために12条からなる条例を制定するものです。

議案第55・56号 射水市立新湊南部中学校増改築工事(建築主体工事 55号)、(機械設備工事 56号)について

 これは制限付き一般競争入札に付した同上物件について下記のとおり請負契約をするものです
建築工事主体 契約金額 12億07,500,000円(消費税込み)
契約相手方 塩谷建設・射水建設興業共同企業体

代表者 塩谷建設株式会社 取締役社長 塩谷雄一
機械設備工事 契約金額  1億54,350,000円(消費税込み)
契約相手方 菱機工業・丸芳工業共同企業体

代表者 菱機工業株式会社富山支店 支店長 土井信博

工期 いずれも契約締結の日から平成21年2月20日

※南部中学校校舎 総工事契約額
電気工事請負については、最低価格入札者の共同企業体の構成の1社が契約辞退をする前代未聞の不祥事がありました。

議案第57号 射水市新湊消防庁舎新築工事(建築主体工事)について

これは制限付き一般競争入札に付した同上物件について下記のとおり請負契約をするものです。
築工事主体 契約金額  5億04,000,000円(消費税込み)

契約相手方 塩谷建設・赤井建設共同企業体

代表者 塩谷建設株式会社いみず営業所

専務取締役所長 大角 勲
工期 契約締結の日から平成20年7月31日

※新湊消防庁舎 総工事契約額 6億47,640,000円(税込み)

議案第58号 射水市新湊総合体育館・武道館空調設備工事(機械設備工事)請負契約について

これは制限付き一般競争入札に付した同上物件について下記のとおり請負契約をするものです。
械設備工事 契約金額  2億33,100,000円(消費税込み)
契約相手方 柿本商会・伸和設備工業共同企業体

代表者 株式会社柿本商会富山支店 支店長 村中 正広

工期 契約締結の日から平成20年3月24日

※新湊総合体育館空調 総工事契約額 3億11,472,000円(税込み)
7月2日臨時議会開催

議案第59号 射水市
立新湊南部中学校増改築工事(電気設備工事)請負契約について

これは制限付き一般競争入札に付した同上物件について最低入札業者の辞退により随意契約により下記のとおり請負契約をするものです。
電気設備工事 契約金額  1億60,965,000円(消費税込み)
契約相手方 菅原電気・上庄電気工事共同企業体

代表者 株式会社菅原電気 代表取締役 菅原昌昭

工期   契約締結の日から平成21年2月20日
※射水市立新湊南部中学校増改築工事総契約額15億47,479,500円

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